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カノム・ターンขนมตาล [パン椰子の蒸しケーキ]

カノム・ターン パン椰子の蒸しケーキ カノムขนมはおやつ。ターンตาลはパン椰子のこと。カノム・ターンはパン椰子の果肉を熟成させたエキスを使って作るお菓子で、鮮やかなオレンジ色をした素朴な蒸しケーキです。
米粉、水、ココナッツミルク、パン椰子のオレンジ色のペーストを混ぜて作った生地を器に流し込み(バナナの葉で作った葉だと南国っぽい)、仕上げにちょこんと削りココナッツを載せて蒸し器で30分蒸して作ります。
ふわふわに膨らんでモッチリした食感と素朴な甘さがやみつきになるお菓子です。


カノム・ターン パン椰子の蒸しケーキを割ったところ
カノムターンを食べ終わった。バナナの葉の器
カノムターンを売っているお菓子(カノム)屋台
作り方だけをさっと書くと簡単に思えてしまうカノム・ターンですが、
材料を手に入れるのが難しいそうです。
パン椰子の主要産地はペッブリー県ですが収穫量が減っているそう。

主原料のパン椰子はこれは日本でもおなじみとなったナタデココの原料です。
実が熟成する前に取り出したものは、透明でプルプルとした状態です。
これを刻んで砂糖と煮込んだ物がナタデココ。
タイでは取り出してすぐの楕円形の実だけを売っているのもよく見かけます。

カノムターンに使うのは充分に熟成した実で、割ってみるとオレンジ色で、
そうめんカボチャのように繊維がいっぱい。
この繊維を取り除いて、ペースト状の物体のみを取り出して、生地に混ぜます。

混ぜて蒸しただけではふわふわのケーキにはなりません。
生地は数時間、タイの温かい空気の中で放置して発酵させます。
この発酵によって生地がふわふわに膨らみ、味わいに風味がつくのでしょう。

最後に発酵させた生地を器にもって、蒸せばできあがり。
つまり、このお菓子、半日がかりで作っているのですね。

ターン自体が手に入りづらいため、産地のペッチャブリ以外ではあまり見かけないようですが、
私はバンコク郊外のタリンチャン水上マーケットの売店で買うことができました。
売り子のおばあちゃんの手作りかな?綺麗にラッピングされた姿はさすがにバンコクです。

タイ人にとっては子供の頃によく食べた伝統的なお菓子なのだそうですが、
原料や作り手が減っていることからバンコクでは滅多にないそうです。
もし見かけたら食べてみてください。「おやつ」という言葉がふさわしいお菓子です。

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