逸口香
初めてこのお菓子を見たとき、「うわ。なんだこれ?」とびっくりした。
円筒形のおまんじゅうのような焼き菓子が袋にだーーっと詰められていて、でも、手に取ると異常に軽い。
原材料を見れば「小麦粉」「黒砂糖」「水飴」「生姜」「膨張剤」って、あんこは入ってないの?
生姜煎餅???
実はコレ、唐の時代に中国から長崎、佐賀に渡ってきた伝統菓子「逸口香」。
小麦粉に砂糖を練り合わせ、ショウガの香りを加えて作った皮に、黒砂糖のあんを入れて平たく丸め、表面にゴマをふりかけて天火で焼き上げて作られる。
思うに、小麦粉よりも溶けた砂糖の方が温度があがるわけで、そして黒砂糖って精白していないからいろんな滋養分が詰まっているわけで、熱が加わって中でぐつぐついうんでしょうね。想像できますもん。
あんが詰まっていると見せかけて、じつはバカッと空洞になっているところが面白い。![]()
焼き上がりのキツネ色と、生姜の風味豊かな香り、黒砂糖あめの上品な甘さ。この素朴な味はやみつきになりますよ。
専門のお菓子屋さんもあるほど佐賀では親しまれています。
一つ一つ手焼きで、ひとつ50円ほど。毎日のお茶請けにぜひ!



