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各国食文化解説

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インドネシア料理

本の5倍もの国土をもつ巨大な島嶼国家インドネシア。 地域ごとに異なる気候風土、多様な民族がそれぞれ独特の文化を持ち、さらにアラブ、ヨーロッパ、インド、中国などとの諸外国との貿易を通じて各国の食文化ももたらされ混じり合いました。
またインドネシアは法律で信仰が義務づけられているため、宗教の戒律も食事に強く影響します。
日本は江戸時代ごろに傭兵や大工、左官工などが、太平洋戦争時には日本軍がインドネシアに進出したわけですが、日本の食文化は全くと言っていいほど伝わっておらず、日本が今のインドネシア食文化に影響を与えたのは 戦後にできた加工食品である味の素とインスタント麺くらい。
海に囲まれて魚をよく食べる国です。かつての日本人も素直に現地の食事に順応したのかもしれませんね。 日本の食事も昔は質素でしたし。(その前に貿易で行くのとは意味も違うけど。)


キューバ料理

メリカ合衆国の南東部の海域、カリブ海に浮かぶ島国キューバの土着の民族はマニオクやトウモロコシを栽培して主食としていたが、スペイン人による侵攻により土着民は絶滅。 現在ではスペイン侵攻以降に住み着いたスペイン系、奴隷として連れてこられたアフリカ系、 契約労働者としてやってきた中国系民族がもたらした食文化がキューバに根付いています。
マニオクやトウモロコシに取って代わったのは米とバナナで、キューバの食卓には欠かせない食材。
また、意外なことにキューバ人は辛いのが苦手で、同じくスペインによる侵攻を浮けた中南米諸国の原産である唐辛子が料理に根付いていない。 米食で辛くなく、素材の味を活かす味つけを好むため、日本人の口にはよく合います。

トルコ料理

ルコ料理ときいてとりわけ話題になるのは「何で世界三大料理?」ということ。この世界三大料理がフランス料理、中華料理、トルコ料理と言っているのが一体誰かと言えば、トルコ人本人だったりする。(ヨーロッパの美食家にも少なくはないそう。)
日本で浸透しているトルコ料理はドネルケバブくらいなので羊=イスラムの印象がを強くしているが、食材としてイスラムの食禁忌こそあれど、むしろ食文化は中欧アジアの遊牧文化をルーツにしています。羊はハレの日に食べる食材で、普段はむしろ乳製品や豆料理をよく食べていたので、これらの材料を使った料理も豊富です。
トルコ民族はアジアの東北部を出発し、遊牧民の食文化、イスラム、アナトリア、地中海の食文化を融合しながら現在の場所に定着しました。 さらにトルコで生まれてヨーロッパや西アジアに広がっていった料理も数多くあり、トルコはまさに食文化の交差点のような国です。


タイ料理

道から北緯30度辺りの熱帯にある国。北は中国、東北はカンボジア、西にミャンマー、南はマレーシアとの国境を接しています。
13世紀のスコータイ王朝の頃、主要民族だったタイ族は田や水路の恵みを中心に食べて来ましたが、16世紀にアユタヤー王朝が立つと諸外国から様々な食材が輸入され、タイの食卓に変化をもたらしました。今やタイ料理に欠かすことができない唐辛子も、この頃に入ってきたのです。
また、多くの少数民族や中国人をはじめとする外国人が移り住み、食材だけでなく、新しい調理方法、新しい食習慣も根付いていき、現在我々がタイ料理だと思って食べている料理が確立されていきました。


スリランカ料理

インドの東南に位置し、紀元前から貿易の要地として栄えた島国スリランカは、 周りを海で囲まれ、山地もあったことから、海の幸、山の幸共に豊富な食材に恵まれてきた。
スリランカ料理といえば、唐辛子がたっぷりのカレーを思い浮かべますが、そもそもその唐辛子ですら南米が原産。南米から伝わった物がスリランカに根付いた物と思われます。
その地理的関係から南インドからの移住者が多く、料理に使われる食材も南インドとどこか似ている。


ペルー料理

ルーは、海抜5,000メートルを超えるアンデス山脈が南北に走り、また山脈のすぐ東には狭い砂漠地帯の向こうに太平洋が広がる。西はアマゾンのジャングル地帯。東西南北で環境が大きく異なり、様々な気候風土を有します。
元々は日本人と同じモンゴロイドだけが住んでいましたが、16世紀のスペインに植民地化されたことにより、南米原産の作物が世界中に伝わり、ヨーロッパやアジアの食卓を変え、またスペインを始めとした外国の食文化を取り入れながら自国の食文化も変化していきました。
その後のヨーロッパ、アジア(日本を含む)からの移民から伝わった多種多様な食文化の融合で、 おいしいところを合体させたのが現在のペルー料理。
つまりペルー料理は、旨いとこいいとこどり料理です。明治以降の日本と似てますね。

ベトナム料理

均気温22度の熱帯モンスーン地域※に属し、中国、東南アジアの接点にあるベトナムは、
長い歴史の中で中国やフランスの影響が伝統的な食文化に溶け込み息づいています。

世界三大料理と称される「中華料理」と「フランス料理」。
この二大食文化を上手に取り込んだベトナムの味が美味しくないはずがないですよね!?

※厳密に言うと北部は亜熱帯性気候で四季があり、南部は熱帯モンスーン気候で雨期と乾期に分かれます。

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