娘惹黄梨塔 nonya pineapple tarts [ニョニャパイナップルタルト]
さくさくのタルト生地にスパイスが効いた甘酸っぱいパイナップルジャムが乗せてから焼いた焼き菓子で、仕上げにパイ生地で付けた編み目がひまわりのようでカワイイ。
縁起物としてお祝い事で人をもてなす時に不可欠な菓子であると共に、ニョニャ・ババ文化の色濃いマラッカではお土産の定番でもあります。
それら華僑男性がマレー人女性との間に生まれた子孫をマレー語
由来の言葉でプラナカンといいます。
子孫とか現地で生まれた子供という意味があるそうです。
特にプラナカンの男性をババ、女性をニョニャと言います。
彼らプラナカンは言語はマレー語、生活習慣は中国式の伝統を守り、
服装や食習慣はマレーの文化を取り入れていきました。
上海辺りじゃ男性が料理をできるのが当たり前だってききますが、
プラナカン(マレー)文化では女性が料理を作る担い手だったようです。
だからニョニャ風と呼ばれる料理はマレーの味が色濃いと思う。
パイナップルタルトとはマレーシアの様々な場所で売っているようですが、
ニョニャ風の場合はジャムにスパイスが効いているそうです。
一方で、このお菓子をいつ食べるかと言うと、中国の旧正月のお祝いの時です。
自宅で作ったり、買ってきたタルトでお客をもてなします。
黄梨は福建省などで話されている閩南語の「旺来」という音に近い。
「旺来」というのは喜び事が来るというおめでたい意味があります。
また、パイナップルは中国語で「鳳梨」とも言われます。
台湾名物のパイナップルケーキは「鳳梨酥」と言いますが、
これも台湾語で「旺来」という音に近いということで、
めでたい時の贈答品やお供え物に使われます。
要するに台湾も福建省からの移民が多いので台湾語は閩南語に似ているし、
同じルーツを持ちながら、まったく別の土地で受け継がれているということですね。
お菓子の形は全く違いますが、ポイントはパイナップルにあるということだ。
ま、いずれにせよ、日持ちがしてお土産にもよいので買ってみてはどうでしょうか?
特にマラッカでは至る所で売っています。
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