鴨心爆蚕蛹 ya xin bao can yong [鴨の心臓と蚕の蛹のカリカリ揚げ]
弾力があってぶりぶりしている鴨とさくさくカリカリの蚕の殻の食感が絶妙で、虫だと知らなければ抵抗なく食べられます。
さあ、先入観を捨てて食べてみましょう!
中国東北地方でも蚕の蛹が一般的に食べられています。
一番手軽なのは串焼きやさんで食べられる蚕の串焼きで、
現地の人に言わせると蚕1匹で卵2~3個分の栄養が取れるとか。
少量で良質のタンパク質がとれるため、美容によいということで、
特に女性が好んで食べるそうです。
食べ方は生のままかぶりついて中身を吸って食べたり、
串焼きにしたり、さらに炒め物にしたりと調理法は様々です。
鴨心爆蚕蛹は北京ダックで有名なレストランチェーン全聚徳のもの。
北京ダックやさんなだけに、鴨の心臓との合わせ技の料理。
半分に切ってカリカリに揚げてあるので、どちらかというと
カリカリとした殻の食感を楽しむような感じで、味に癖がない。
正直、全聚徳で食べた料理の中で一番うまいと思いました。
鴨の心臓、蚕のカリカリ感とほんの少しの苦み(揚げてあるので苦みが飛んでいる)、 シャキシャキのセロリの食感とのバランスが絶妙です。
身を半分に割ってカリカリにしちゃってるので栄養とんでそうですけども。
他の人たちも「川エビの唐揚げみたい」と口々にいってました。
見た目、味共にもっとも日本人が抵抗なく食べられる調理かなと。
串焼きの場合、蚕の身のほろ苦さが強く、酒のつまみっぽい。
鮎などの魚のうるかの苦みをすこし柔らかにしたような味です。
苦みはあるんだけど、癖が少なく、クリーミーな味わい。
一般に串焼きや生の場合は殻は食べないそうですけども、
焼いてあれば海老の殻みたいで食べられないこともないです。
市場やスーパーで山盛りの蚕を先に見てしまうと鳥肌がたちますが、
料理の味を知った後には、食材にしか見えないから不思議です。
以前、エビを食べない内陸のインド人にエビを「虫」と言われましたけど、
要は「食材として認識しているかどうか」で感覚は大きく変わるもんだとしみじみ思いました。
韓国でも道ばたの屋台で蚕の蛹の煮物(ポンテギ)を綺麗なお姉さんが立ち食いしてます。
日本でも食べる地方もありますし、虫の中でも比較的食べやすい部類なのかも。
ちなみに日本にある全聚徳にはこの料理ありません。
でも中華食材やさんで、冷凍の蚕蛹は手に入ります。唐揚げとかなら家で作れちゃいますね。
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